フランクリン・ルーズベルトはアメリカの象徴 - 1944年(昭和19年)

フランクリン・ルーズベルトはアメリカの象徴 – 1944年(昭和19年)

フランクリン・ルーズベルトは政治家でありました。

フランクリン・ルーズベルトこの年11月、米国史上初の大統領4選を果たします。ちなみに1951年以降は、3選以上は禁止になりました。

ルーズベルトは米国有数の名家に生まれました。

ハーバード大学に進み、近縁の第26代大統領セオドアの姪にあたるエレノアと結婚します。弁護士見習いを経て、いよいよ政界に進出します。

1920年に民主党の副大統領候補となりますが、落選しました。政界から一時的に身を引いた翌年、小児麻痺を患います。

半身の自由を失いますが、不屈の再起を果たし、28年のニューヨーク州知事選を経て33年、第32代大統領に就任しました。

アメリカ大統領として、大恐慌に際してニューディール政策を断行しました。思うような経済的効果は上がらなかったものの、政府による雇用の創出は大衆の支持を得て、36年の大統領選に圧勝しました。

さらに40年には辛勝で米国史上初の3選を果たします。第2次世界大戦では民主主義陣営の擁護に指導的な役割を果たしました。既に対立を見せ始めていたチャーチルとスターリンの意見の調整も行いました。

マスメディアを巧みに利用した最初の大統領といわれています。

ラジオ番組「炉辺談話」は広い支持を得た一方で、国家がメディアを通じて世論操作を行ったという批判もあります。

米ニューヨーク州生まれ(1882~1945年)。

1944年はどんな時代であったのか。

■事件/秋田・花岡鉱山の中国人労働者、集団脱走

■世相/家庭菜園。旅客輸送制限。強制疎開はじまる。空襲警報しきり

■軍事/風船爆弾を放流。特攻兵器採用

■文化/「中央公論」、「改造」、「婦人公論」休刊。フジ・カラーフィルム完成

■科学技術/ペニシリン抽出の第1歩完成。土木学会、地下工場建設のため委員会設置

■文芸/太宰治「佳日」。谷崎潤一郎「細雪」上巻

■芸能/俳優座発足

■映画/「あの旗を撃て」。「陸軍」。「日常の戦ひ」。「加藤隼戦闘隊」

■スポーツ/第13回オリンピック(ロンドン)、第2次世界大戦のため中止

■新聞/毎日新聞、竹槍記事で発禁

■流行歌/一億総進軍の歌。炭坑節。ラバウル小唄。若鷲の歌。お山の杉の子

■流行語/鬼畜米英。月月火水木金金。

1944年の主な出来事。

東条内閣は3月、決戦生活非常措置を実施して、国民から最後の自由をも奪いました。

欧州戦線でのドイツ包囲網の完成に勢いを得た米軍の、対日反攻は激しさを増し、日本は窮地に陥りました。

7月、東条内閣が総辞職し、小磯内閣が登場しましたが、戦局の帰趨は明らかでした。

連合艦隊は10月、米軍のレイテ島上陸の機会をとらえて、米国艦隊に最後の決戦を挑みましたが、逆に壊滅的大敗北を被ります。マリアナを基地とするB29の大編隊によって、帝都(東京)は大空襲に見舞われることになったのです。

1944年(昭和19年)

神風特攻隊第1陣の攻撃について伝えた1944年11月1日の記事

神風特攻隊第1陣の攻撃について伝えた1944年11月1日の記事

1.1 ドイツ軍、ウクライナから撤収、東部戦線全面撤退

1.7 大本営、チャンドラ・ボースの自由インド仮政府によるインド独立運動救援のためとして、インパール作戦を認可

1.9 東部戦線でソ連軍の対ドイツ軍大攻撃始まる

1.11 閣議、増税案決定(直接税増徴)

1.18 軍需省、第1次軍需会社150社指定(4月24日第2次指定424社)

1.19 女子挺身隊の動員配置を決定、14~25歳の未婚婦人を軍事工場に

1.26 内務省、初の疎開命令。東京・名古屋の23地区を指定、建物除去

1.29 「中央公論」「改造」などの編集者検挙(横浜事件)

2.6 クエゼリン島、ルオット島守備隊4500人、軍属2000人全員玉砕

2.8 朝鮮総督府、国民微用令を発動

2.16 国民学校令等戦時特令公布(就学義務を12歳まで引き下げ、4月1日施行)

2.17 米機動部隊、トラック島大空襲、日本の輸送船など撃沈

2.19 国民登録を男子12~60歳、女子12~40歳に拡大、無職未婚女子を動員態勢

2.21 内閣改造。東条英機首相兼陸相が参謀総長を兼任、憲法上疑義なしと言明

3.1 決戦生活非常措置、勤労・防空を徹底

3.1 歌舞伎座・南座など19劇場休止

3.3 学童給食、空き地利用の食糧増産徹底、一般疎開促進の3要綱決定

3.5 料亭・バー・カフェーなど休業

3.6 新聞の夕刊廃止

3.8 インパール作戦始まる

3.14 農業生産統制令公布施行

3.30 米機動部隊、パラオ島を大空襲

3.30 北樺太石油・石炭利権移譲議定書をソ連と締結

4.1 学校別学徒動員基準発表

4.1 旅行制限を強化。1等車・寝台車・食堂車を全廃、急行列車削減

4.1 ハガキなど郵便料、電話料など値上げ

4.1 高級享楽を追放

4.2 ソ連軍、ルーマニアに侵攻

4.8 日本、独ソ和平斡旋の意向をソ連に申し入れ(12日ソ連拒否)

4.22 米軍・ニューギニア島西部のアイタベ、ホーランディアに上陸開始

5.6 連合艦隊司令長官・古賀峯一大将、3月31日に中部太平洋で戦死と発表。後任豊田副武大将

5.6 マハトマ・ガンジー無条件釈放される

5.16 文部省、学校工場化実施を通達

5.20 米空軍、2日にわたり南鳥島を空襲

5.25 日本軍、洛陽を完全占領

6.4 連合軍、ローマを占領

6.6 総動員審議会が4勅令案決定。女子挺身隊12~40歳未婚者に適用など

6.6 連合軍、大西洋沿岸の北仏ノルマンディーに上陸(史上最大の作戦)、第2戦線結成

6.15 米軍、サイパン島上陸開始

6.16 北九州に米軍B29爆撃機空襲

6.19 マリアナ沖海戦。日本海軍敗北、西太平洋の制海権米軍に帰す。開戦以来最大の重大戦局

6.23 北海道洞爺湖南岸で大噴火し、新山ができる(昭和新山)

7.7 サイパン島守備隊玉砕

7.8 インパール退却戦始まる

7.10 「中央公論」「改造」に廃刊令。両社に解散命令

7.18 閣内不統一で東条内閣総辞職

7.20 ドイツ陸軍によるヒトラー暗殺未遂事件

7.21 米軍、グアム島に上陸(23日テニヤン島に上陸)

7.22 小磯国昭内閣成立

8.4 閣議、1億国民総武装を決定。竹槍訓練などを開始する

8.4 学童集団疎開の第1陣が出発

8.5 大本営・政府連絡会議を廃止して最高戦争指導会議を設置

8.10 枢密院議長に鈴木貫太郎を任命

8.15 閣議、国内警備態勢の強化方策要綱を決定

8.15 連合軍、南仏の地中海沿岸に上陸

8.21 米・英・華・ソ、ダンバートン・オークスで戦後国際機構設立について会談

8.23 学徒勤労令、女子挺身隊勤労令等公布施行

8.25 連合軍、パリ解放

8.29 閣議、科学技術の戦力化に関する件を決定

9.6 第85回臨時帝国議会開会

9.9 パリにドゴール首班臨時政府樹立

9.9 政府、アルミ貨幣の全面回収を始める

9.20 ビルマ・雲南国境方面で日本軍全減

9.27 グアム島・テニヤン島日本軍全減

10.9 モスクワでチャーチル、スターリン、ハリマン会談(20日まで)。バルカンでの勢力範囲を確定

10.9 ダンバートン・オークス会議に基づき、米・英・ソ・華が国際連合案を発表

10.10 米機動部隊、沖縄を空襲

10.12 台湾沖航空戦(15日まで)、米、沖縄を攻撃

10.18 17歳以上の兵役編入を決定

10.20 米軍の主力、フィリピンのレイテ島に上陸開始、激戦に

10.20 ソ連軍、東プロシアに入る

10.23 農林省、松根油の緊急増産対策発表

10.24 フィリピン沖(レイテ)海戦。25日神風特攻隊第1陣出撃、連合艦隊は事実上消滅

11.1 新聞2ぺージ(週14ページ)に削減

11.1 たばこが隣組配給制となり、成人男子1日6本に制限される

11.7 米軍B29爆撃機、東京を初偵察

11.7 スターリン、日本を侵略国とみなすと演説

11.8 米大統領ルーズベルト、4選確定

11.9 夜間学生にも勤労動員実施

11.10 汪兆銘、名古屋で死去、59歳。12日、陳公博が主席代理に

11.24 マリアナ基地の米軍B29約80機、初めて東京を空襲する

12.7 東海地方(愛知、静岡、三重、岐阜、和歌山、奈良など)大地震。津波6メートル、死者998人、全壊家屋2万6130戸(東南海地震)

12.26 第86回帝国議会開会

12.28 ハンガリー、ドイツに宣戦

いよいよ日本は窮地に陥ります。

それでも日本は日本らしく、九死に一生を得ようとしますが、ときすでに遅く、瓦解を早める結果になりました。

明治以降、日本国が初めて味わう敗北ではありましたが、敗北するべくして敗北したと考えるべきです。その上で、終わりの始まりが、やがて幕を開けます。

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