この記事は「読むだけでリバウンドしない方法の原稿」です。その1から順番に読む必要があります。
「読むだけでリバウンドしない。 その5」からの続きです。
- ここからはしばらく、じっくりとお読みください。実際に体験している場面を思い浮かべながら、ゆっくりと読むのです。
急にみずみずしい色をした、緑の野菜がとても食べたくなりました。あなたがそう願うと、甘い物の代わりに、きれいな色をした野菜が漂うようになりました。
もう甘い物なんて見ただけで、気分が悪くなります。においだけでも、かぎたくはありません。宇宙生物のウンコなんて、もう二度といらないのです。
緑の野菜はとてもいい匂いがします。すごくおいしそうです。体中を浄化してくれるような気がしています。頭のてっぺんから足の先まで、体の内側を隈なく洗ってくれます。
緑の野菜に、ドロドロしたドレッシングなんて必要ありません。野菜自体に甘みがあるからです。胃袋の中に収まってからも、野菜の甘みが心地よく体中に広がっています。
ドレッシングにも、宇宙生物のウンコのにおいがこびりついています。だから体を浄化させる、生の野菜が食べたいのです。
そこらじゅうを漂っている野菜を手に取って、口元に運びます。ゆっくりと噛みます。慌てません。ゆっくり噛みしめるほうが、ずっと甘みが出てくることを、あなたはよく知っています。何度も何度も噛み続けると、とても気分が良くなってきます。
体の周囲には野菜だけでなく、お肉も漂っています。あなたはお肉も手に取って口元に運びます。ゆっくりと味わいながら、お肉を噛みます。慌てて飲み下すようなことは、決してしません。ゆっくりと噛んで食べるほど、口の中にたくさんの唾液が出て、それが食物と混じり合って、なんとも言えない食感を味わえるのです。
ゆっくりと噛んで食べるのは、まさしく恍惚です。とても気持ちが良いのです。
噛むたびに、体中が洗われていくような気がします。本当に、そんな風に感じるのです。何度も、何度も、ゆっくりと噛みます。するとすぐに、お腹がいっぱいになってしまうのです。
そんなにたくさんの量は食べきれません。少しで満腹になります。まだ体の周囲には、たくさんの野菜やお肉が漂っていましたが、別に気にはなりませんでした。もうお腹いっぱいなので、これ以上、何も欲しいとは思っていないからです。
満腹になると、とたんに食べ物がおいしくなくなります。お腹がいっぱいになると、すぐに食べ物から注意が離れます。用意された食物を全部いただくよりも、おいしく食べられる分量だけを、最大限の感謝をもって食することに専念できています。
空腹になると、よく噛んで味わいながら、食べ。おいしく食べると、すぐに満腹になって、食べるのをやめます。
それがあなたの習慣になります。
そんなにたくさんの食べ物はいりません。おいしくいただくには、かえって邪魔です。適量がもっともすばらしいごちそうだと、あなたは思っています。
とても気持ちが良いのです。
あなたがそう思っていると、体が軽くなってきます。無重力の空間で、あなたの体は浮かび始めました。空間を素早く泳ぐこともできます。
もう一度、あなたの魂は幽体離脱して高いところから、あなたの体を見ようと試みましたが、あなたの体はすぐ隣にあります。他の人と同じように浮かんでいるのです。
別にあなたはここまでくるのに、何の苦労もしていません。自然においしく野菜やお肉をいただき、満腹になったところで食べるのをやめただけです。たったそれだけのことで、あなたはスリムな体型を手に入れ、こうして浮遊することができたのです。
とても体が軽いです。気持ちが良いです。
「読むだけでリバウンドしない。 その7」へ続きます。