科学 技術の進歩こそが、20世紀の象徴

科学 技術の進歩こそが、20世紀の象徴

科学の進歩はまさに、人類の希望です。

科学 技術の進歩こそが、20世紀の象徴

どの時代にも優れた発明は存在しますが、20世紀こそが、科学技術がもっとも花開いた時期であるのは間違いありません。

1900年にケルビン卿が指摘した「物理学の地平線に浮かぶ2つの雲」から、アインシュタインの相対性理論と量子力学が誕生しました。

これらの発明は、その後の科学・技術の礎になりました。

ところが20世紀の後半は、科学が暴走します。

核兵器・公害問題などを契機として、物理科学の根底にある要素還元論への批判・反省が生まれたのです。

世紀末、物理学では再び、より深い自然像に結びつくであろう超弦理論、さらにはM理論が登場し、今世紀の展開に期待をつなぎました。

輝かしい、20世紀の科学技術の進化をまとめます。

1901.12.10 ノーベル賞制定・第1回授賞式(物理学、化学、生理学・医学、文学、平和)

1902.-.- E.ラザフォード(英)とF.ソディ(英)、原子が自然に崩壊するとの説を提出

1904.2.25 長岡半太郎、原子の構造に関する土星モデルを論文発表
-.- J.A.フレミング(英)が2極真空管を発明、特許を申請
-.- E.ベルリネル(米)、ディスク型蓄音機を発明

1905.7.30 A.アインシュタイン(独)、特殊相対性理論発表

1906.-.- W.H.ネルンスト(独)、熱力学の第3法則発見
-.- F.ハーバー(独)、空中窒素固定法(アンモをニアの工業的合成法発明。のちにハーバー・ボッシュ法と呼ばれ、窒素系化学肥料生産への道を開く)。1908年特許
-.- L.ド・フォレスト(米)、3極真空管を発明
-.- R.A.フェッセンデン、AMラジオを発明

1909.-.- R.A.ミリカン(米)がこの年から17年にかけ、油滴実験で電気素量eを測定
-.- L.べークランド(米)、熱硬化性合成樹脂のべークライトを発明し特許取得(合成樹脂の時代を開く)

1911.-.- H.カメルリング=オンネス(蘭)、超伝導現象発見
-.- E.ラザフォード(英)、有核原子模型を発表し、原子物理学に一石を投じた

1912.8.- 真島利行、漆の主成分ウルシオールの構造決定
-.- A.L.ウェゲナー(独)、大陸移動説を発表(後にプレートテクトニクスへと発展)
-.- ブラッグ父子(英)、結晶によるX線回折に関する「ブラッグの条件」発表
-.- M.フォン・ラウエ(独)、結晶格子によるX線の回折像(ラウエ斑点)を得、X線の波動性確証

1913.-.- F.ソディー(英)、元素の同位体発見
-.- 米シカゴで、家庭用電気冷蔵庫が発売

1916.3.20 A.アインシュタイン(独)、一般相対性理論を発表(理論の完成は15年)

1917.-.- A.アインシュタイン(独)、相対論的宇宙論を展開し、宇宙項を導入して静的宇宙モデルを提案
-.- 米ウィルソン山天文台に100インチ反射望遠鏡完成

1918.-.- E.ネーター(独)現代物理学の基本的方法の基礎を与えるネーターの定理を証明

1919.5.29 A.S.エディントン(英)ら、日食観測でアインシュタインの一般相対性理論の正しさ実証
-.- E.ラザフォード(英)、原子核破壊実験実施

1920.7.31 高木貞治が類体論を完成し、論文発表(明治以降の日本人数学者による初の世界的業績)

1922.-.- A.A.フリードマン(ソ)、一般相対性理論に基づき膨張宇宙(フリードマン宇宙)導出

1923.-.- A.H.コンプトン(米)、コンプトン効果発見
-.- L.V.ド・ブロイ(仏)、物質波の概念導入

1924.-.- S.N.ボース(印)、光量子(光子)に関する新たな統計(ボース・アインシュタイン統計)導入

1925.1.- W.パウリ(墺)、排他原理発見
7.- W.ハイゼンベルク(独)、量子力学の論文第1報を発表(行列力学の総括的扱いの発表は11月)

1926.2.- E.フェルミ(伊)、電子気体について、フェルミ・ディラック統計導入
-.- E.シュレーディンガー(墺)、波動力学を構築し、発表。のちにハイゼンベルクの行列力学との等価が判明

1927.-.- W.ハイゼンベルク(独)、電子の位置と運動量の値を同時に、誤差なしには決定できないとする不確定性原理提唱

1928.-.- F.ブロッホ(スイス)、金属電子の量子論を発表し、量子論的な固体物理学に道を開く
-.- G.ガモフ(ソ)、トンネル効果導入
-.- P.A.M.ディラック(英)、相対論的量子力学の展開

1929.-.- E.P.ハッブル(米)、銀河の後退速度が銀河までの距離に比例するというハッブルの法則発見

1930.-.- C.W.トンボー(米)、写真観測で冥王星発見

1931.-.- M.クノール(独)とE.A.F.ルスカ(独)、電子顕微鏡製作
-.- K.ゲーデル(独)、自然数を基礎とする論理体系に、その体系内では真とも偽とも決定できない命題が存在することを示す不完全性定理を証明
-.- K.ジャンスキー(米)、初めて宇宙からの電波発見。電波天文学時代の幕開け

1932.-.- J.チャドウィック(英)、中性子を発見
-.- C.D.アンダーソン(米)、宇宙線の中に、ディラックが予言した陽電子発見

1934.-.- E.フェルミ(伊)、中性子を使った原子核の人工変換に成功

1935.2.- 湯川秀樹、中間子を予言
-.- A.M.テューリング(英)、普遍的計算機械であるテューリング機械の概念提出

1937.-.- C.D.アンダーソン(米)ら、宇宙線の中に湯川秀樹の予言した中間子発見(湯川理論の実証)
2.16 W.H.カラザーズ(米)、ナイロンの基本特許取得(ナイロンの名前は1938年10月)

1938.12.19 O.ハーン(独)とF.シュトラスマン(独)、ウランが原子核分裂したことを示唆する結果を得る(論文発表は39年1月6日)
-.- P.L.カピッツァ(ソ)、液体ヘリウム4の超流動現象発見

1940.-.- G.シーボーグ(米)らは41年にかけ、プルトニウム238と同239創製

1942.12.2 E.フェルミ(伊)ら、シカゴ大に原子炉「シカゴパイル」を完成、核分裂の連鎖反応に成功
-.- J.V.アタナソフ(米)ら、真空管を使った世界初の電子計算機ABC開発

1943.6.- 朝永振一郎、超多時間理論を発表

1945.-.- 米ペンシルベニア大に、初の実用的プログラム内蔵方式コンピューターENIAC完成

1946.-.- 野副鉄男はこの年までに、初の天然物7員環芳香族化合物ヒノキチオールの構造決定

1947.3.- 朝永振一郎、J.S.シュウィンガー(米)、R.ファインマン(米)は独立に、点電荷のエネルギーの発散などを回避するための「くりこみ理論」開拓

1948.6.3 米パロマー山天文台に200インチ望遠鏡完成
6.30 W.H.ブラッテン(米)ら、トランジスタ発明
-.- G.ガモフ(米)ら、ビッグバン理論の論文発表
-.- D.ガボール(英)、ホログラム創案

1951.-.- 米アルゴンヌ国立研究所に、実用発電を行う最初の実験用原子炉建設

1952.-.- 福井謙一、フロンティア電子理論の論文第1報発表
-.- 米で、トランジスタを使用した初の商品として補聴器が登場

1954.7.- 後藤英一、非線形素子「パラメトロン」製作(59年、電気通信研究所が大型パラメトロン計算機完成)
12.- 米リージェンシー社、トランジスタ4石を使ったラジオTR‐1型発表
-.- 楊振寧(中)とR.ミルズ、一般化されたゲージ理論であるヤン・ミルズ理論を発表
-.- C.H.タウンズ(米)、メーザー発振に成功、レーザー開発に道開く

1956.6.- 楊振寧(中)と李政道(中)、素粒子の弱い相互作用におけるパリティ非保存の理論発表
-.- 最初の平和目的原子力発電所が英コールダーホールで運転開始

1957.-.- 呉健雄(米)、素粒子の弱い相互作用におけるパリティ非保存の実験的確認
-.- J.バーディーン(米)、L.N.クーパー(米)、およびJ.R.シュリファー(米)、金属超伝導の仕組みを説明するBCS理論発表

1960.6.- T.メイマン(米)、固体レーザー発振に成功

1961.-.- 南部陽一郎ら、素粒子論における自発的対称性の破れの理論提唱

1962.-.- R.ジャコーニ(米)ら、さそり座に初めてX線天体発見

1963.-.- M.シュミット(米)ら、電波天体3C273発見。最初のクエーサー発見例

1964.-.- M.ゲルマン(米)とG.ツヴァイク(米)は独立に、素粒子に関するクオーク模型提唱。(クオークはゲルマンの造語)
-.- 米テキサス・インスツルメンツ社、金属酸化物半導体の集積回路(MOSIC)発表

1965.-.- A.A.ペンジャス(米)とR.W.ウィルソン(米)、3K宇宙マイクロ波背景放射発見

1967.-.- S.ワインバーグ(米)と、A.サラム(パキスタン)およびS.L.グラショー(米)らとが独立に、素粒子論の電弱統一理論(ワインバーグ・サラム理論)発表

1970.8.- 林巌雄ら、半導体レーザーの室温連続発振成功
-.- 米インテル社、マイクロコンピューター4004開発。小型コンピューターの時代へ

1972.8.2 小型電卓「カシオミニ」発売。携帯電卓のポピュラー化
9.- M.ゲルマン(米)、素粒子の強い相互作用の理解を深めるクオーク色力学(QCD)理論提唱

1973.2.- 小林誠と益川敏英、クオークの数と時間反転不変性の関係を明らかにする小林・益川理論提唱

1974.11.- 米の2グループ、J/プサイ粒子発見で4つ目のクオーク(チャーム)の存在示す。クオーク理論に市民権

1976.-.- K.アッペル(米)とW.ハーケン(米)、地図の塗り分けに関する4色問題証明

1977.-.- 米アップル社、世界初のパソコンAppleII発売

1980.-.- G.ビニッヒ(スイス)とH.ローラー(スイス)、走査トンネル顕微鏡(STM)開発
-.- K.フォン・クリッツィング(独)ら、磁場による飛び飛びの磁場の値で電流の偏りが生じる量子ホール効果発見

1981.-.- 佐藤勝彦とA.グース(米)は独立に、インフレーション宇宙理論提唱

1982.-.- A.アスペ(仏)、量子力学の相関が速度無限大で伝わる可能性(量子論の非局在性)を肯定的に示す実験に成功

1983.1.25 欧州合同原子核研究機構のC.ルビア(伊)ら、ウイークボソン(W+、W-)発見と発表(Z粒子発見発表は6月1日)、ワインバーグ・サラム理論の検証

1985.11.- H.クロート(米)ら、サッカーボール型分子、フラーレン発見と発表

1986.-.- K.A.ミュラー(スイス)とJ.G.ベドノルツ(スイス)、30Kで超伝導を示す超伝導物質発見

1987.2.24 I.シェルトン、大マゼラン雲中に超新星SN1987A発見

1990.6.29 モントリオール議定書締約国会議、フロンなどオゾン層破壊物質の2000年までの全廃決定

1992.-.- NASAの宇宙背景放射探査衛星COBE、3Kマイクロ波背景放射に10万分の3度の温度揺らぎを検出と発表

1994.4.26 日米伊の実験グループ、トップクオーク生成の証拠発見と発表

1995.5.- アンドリュー・ワイルズら、フェルマーの大定理の証明を論文発表
7.14 米コロラド大グループ、アルカリ原子の集団でボーズ・アインシュタイン凝縮実現と発表
10.19 スイスと米の観測グループ、ペガスス座51に惑星発見と発表。太陽系外惑星の高信頼度での初の発見例
12.12 中村修二(日亜化学工業)ら、室温で安定動作する青紫色半導体レーザー開発と発表

1998.2.27 R.カーシュナー(米)ら、宇宙膨張が加速しているとの観測結果発表
6.5 東京大学宇宙線研-米共同研究チーム、有限のニュートリノ質量を示す証拠発見と発表

1999.1.28 ハワイ島マウナケア山頂に国立天文台が建設した大型光学・赤外線望遠鏡「すばる」が天文学的ファーストライトの成果公開

2000.7.20 名古屋大学の丹羽公雄らを中心とする国際研究チーム、タウニュートリノを最終確認と発表
7.28 日米韓の共同研究チーム、ニュートリノに質量があることを示す、より高精度のデータが得られたと発表
10.10 白川英樹・筑波大学名誉教授にノーベル化学賞

科学技術の進歩が、平和の礎になるようにと、心より祈っています。

最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。

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